代表挨拶

圧倒的に優れた溶接技術集団になる
代表取締役社長

私は代表取締役社長に就任した際、「技術者の溶接技術をもっと高め、コンテックにしかできない技術を提供したい」と心に決めました。確かな溶接技術が基盤にあって初めて「ものづくり」が生まれるからです。
弊社が掲げる「コンテックビジョン」のひとつに、「圧倒的に優れた溶接技術集団になる」という未来像があります。
私は、祖父、父、兄から90年以上にわたって受け継いできた製造技術を次の世代に渡す中継者として、コンテックの溶接技術をどこまでも高めたいと思っています。

1927年(昭和2年)に創業した株式会社コンテックは、祖父の時代から「圧力容器」や「コンクリート型枠」を主力商品として、地道に製造してきました。
また、溶接をベースに各種技術を上乗せした製品の設計・製作にも取り組んでいます。現在は溶接を中心とした製缶品を新たな柱に、「製缶技術チーム」を発足させて技術の向上に力を入れています。

「コンテック」とは「コンバイン(combine)テクノロジー」、つまり「熟練技術と先進技術の融合」です。
「先進的な機械装置」と「人による熟練技術や経験、感性」を取り入れ、お客様にモノではなく「品質と技術」を提供することを心がけています。

中小企業であるコンテックは、これまで順風満帆で来たわけではありません。2008年のリーマンショック時には厳しい時期もありました。しかし苦しい時だからこそ「今こそ品質を」という思いで、品質管理センターを立ち上げました。
また、溶接技術の研鑽を競い合う「愛知県溶接技術競技会」への出場、産業製品に関する国家規格「日本産業規格(JIS)」の取得、社内に溶接教室を設置するなど、技術者の質を高める環境作りを行ってきました。
こうした取り組みが身を結び、業界未経験で入社した若手社員がわずか2年目にして「愛知県溶接技術競技会中小企業の部」で優勝するという快挙を成し遂げました。
「圧倒的に優れた溶接技術集団になる」ために、今後は「溶接の匠制度」を社内で導入します。「技術の匠」と「管理の匠」という2つの軸で「目標レベル」を定め、優れた技術者を育てていきます。

こうした取り組みは特別なことではありません。
社員、お客様、地域、それぞれに受容されるような存在でありたい。

「コンテックで働いてよかったな」
「コンテックと取引してよかったな」
「コンテックが地域にあってよかったな」

そんなふうに思っていただける企業を目指して、今後もすべきことを地道にやっていきたいと考えています。
コンテックはこれからも溶接技術を徹底的に高め、「溶接技術を中心としたものづくり」に取り組んで参ります。

代表取締役社長 近藤峰生